作品No. 23

作品名 : 路面電車

コンセプト : 思いのほか楽しかった、長崎一日観光旅行。
旅の記念に、特に印象に残った「路面電車」をねくたいのデザインモチーフにしてみました。

長崎への想い : 突然の日帰り仕事。
せっかくなので1泊して、次の日一日を観光旅行にしたのが、 僕にとって初めての長崎だった。
大好きだった坂本龍馬ゆかりの地を巡ったあと、お昼には友人に勧められた中華街の店で、 噂どおりに旨いチャンポンを食べた。
長崎での移動には路面電車が大活躍だ。
100円で乗れて、乗り換えもできる。
初めての土地ということもあり、いろいろな方に道を尋ねた。
みな親切に答えてくれるのだが、道案内には「デンテー」「デンテー」と聞きなれない目印がよく出てくる。
どうやら路面電車の停車場のことを「電停」と呼んでいるらしいのだが、長崎の人の路面電車に対する親しみを感じた。
午後は、平和公園に行った後、楽しみにしていたグラバー邸をのんびりと見学。
手仕事を感じられる建築も素晴らしかったが、晴天の高台からの一望は、仕事で来たことを忘れさせてくれるのに十分すぎるほどスカッとする眺めだった。
グラバー邸を出て、坂になっている路地を下ると、みやげ物屋が軒を連ねている。
これまた友人おすすめの店で、すでにカステラを購入済みの僕は、大した興味もなく歩いていた。
何軒か通り過ぎたところで、ビードロ売りのおばちゃんに声を掛けられた。
浮世絵の美人画で「ビードロ」なる物を吹いているのを見たことはあるが、本物を見るのは初めて。
興味深く観察していた僕に、おばあちゃんが吹いてみるように勧める。
ガラスでできているという危うさに、こわごわ吹いてみると「ペコッ。ポンッ。」 想像していたのとはちょっと違う音が鳴る。。。
ステンドガラス調のを自分用に、薄いブルーのを友人のおみやげに買った。
「ペコッ。ポンッ。」「ペコッ。ポンッ。」
きらきら輝くビードロをさっそく鳴らしながら、坂を下って帰りの電停に向かった。